代表選外となったことで、余計に貫禄を示す所信表明となった。ソフトバンク・前田悠伍投手(21)は今季開幕から無傷の12連勝を飾るなど大ブレーク。リーグ3連覇を達成した常勝軍団の主戦投手に成長した左腕は、すでにポストシーズンに向けて集中力を高めている。
7日はみずほペイペイドームで行われた投手指名練習に参加。レギュラーシーズンでは19試合に先発して、圧巻の12勝1敗、防御率2・10をマークし「短期決戦は負けられない戦い。あまり大きく変えることなく、微調整でやっていきます」と冷静に先を見据えた。
この日「ラグザス アジアプロ野球チャンピオンシップ2026」(11月12~15日、東京ドーム)に臨む侍ジャパンのメンバーが発表され、前田悠の選出は見送られた。同代表はオーバーエージ枠の3選手を除き、24歳以下と入団3年目までの選手で構成。条件を満たす候補の中で群を抜く成績を残しているが、今後のポストシーズンで登板を控えていることなども考慮されたとみられる。
前田悠は昨年9月に左ヒジを手術。今季は球団フロントがイニング数を管理するなど、2023年ドラフト1位左腕の成長を計画的に後押ししてきた。名門・大阪桐蔭で甲子園優勝投手に輝き、U―18W杯では日本勢初の世界一に貢献。高卒3年目で最多勝、最高勝率のタイトル争いを演じた前田悠は今やチームの枠を超えて〝NPBの有望株〟だ。順調な成長曲線を描くことが日本球界の発展に寄与することは言うまでもないだけに、井口ジャパンにとっても〝先を見据えた選考〟と言えそうだ。
かねて「NPBで一番の投手」を目標に掲げてきた前田悠。今回の代表選外を受けて「WBCであったり五輪であったり、そういう(年齢などの)制限がないところでしっかり選ばれたい」と力強く語った。侍ジャパンの世界一奪還は間違いなく視野に入っている。












