今季12勝を挙げた左腕が、さらなる進化へ〝秘密兵器〟を手にした。パ・リーグ3連覇を果たしたソフトバンクの前田悠伍投手(21)は14日から始まるCSファイナルステージへ向け、約1~2週間前から新たなトレーニング器具を導入。「やっぱり自分、足裏の感覚が弱いんで」。7日にみずほペイペイドームで行われた投手練習後、自らが感じている課題と狙いを明かした。
使用しているのは「アダプベース」。凹凸で不整地を再現し、足裏からの感覚入力を高めるトレーニング器具だ。ウエートルームにあったものに目をつけ、「チャーさん(上茶谷)に言って、チャーさんがなんか知り合いみたいなんで、もらいました」。その上に立つことで「なんか脳に刺激いって、別にバランスを取ろうと意識しなくても、勝手に反射というか、なんか勝手に重心位置を捉えてくれる」と実感している。通常のトレーニングだけでなく、軽いキャッチボールで使うこともある。
今季は19試合すべてに先発して12勝1敗、防御率2・10。111回2/3を投げて95三振を奪い、リーグ優勝に貢献した。それでも、自身の体に目を向ければ改善したい部分がある。これまで捻挫をすることも多かったといい、「足首もそうだし、足裏の感覚もしっかり入れば、もっとピッチングにもいい影響が出る」と期待する。結果を残したシーズンの終盤でも現状に満足せず、新たなトレーニングを取り入れた。
初めて迎えるCSについて「毎試合投げるわけじゃないんで。別にそんなもう変わんないです。いつもと」と自然体を貫く。CSまでに三軍戦での登板は挟まず、次回登板へ向けて「あんまり大きく変えずに微調整でやってますね」。レギュラーシーズンで飛躍を遂げた3年目左腕が、新たな取り組みを力に変えて大一番に臨む。












