阪神は23日のヤクルト戦(神宮)に8―4で押し勝ち4連勝。2位・巨人も広島を下したためゲーム差1・5に変動はなかったが、優勝マジックを「7」とひとつ減らすことに成功。悲願のセ界連覇へ向けて一歩前進した。
「もういっぱいですからね。選手の力量としては。今いる阪神タイガースの全精力の中のいっぱいいっぱいですから。これがマックスですね」。周囲に弱みをみせることを嫌う藤川球児監督(46)だが、この日の試合後には珍しく本音のようなものを漏らした。
秋の変則7連戦を6勝1敗の好成績で乗り切った虎だが、救援陣の負担は甚大だ。試合前時点で石井と岡留は既に3連投。前日のカード第2戦(神宮)に8番手として登板したドリスは、アクシデントを訴え緊急降板していた。
この日の先発は5年ぶりの中5日登板となった高橋。6回5安打1失点とゲームをつくると打線の援護に恵まれたこともあり、最多勝をほぼ確定させる15勝目を手にした。最終9回には4点リードという非セーブシチュエーションながらクローザー役の工藤を投入。右腕もこの日で3連投。直近3日で計4イニング&球数67と負担が続く。過酷な用兵ではあったが、巨人がしぶとく追走してくる中、一瞬も気は抜けない。
翌24日は久々のオフ。25日からは横浜スタジアムで難敵・DeNAとの2連戦が待っている。「何も変えないことですね。コーチには伝えましたが、明日の休みが入ることで気を抜くなと。このまま気をつかまえたまま横浜に行く。あとは担当のコーチが伝えてくれると思います」。ピリピリとした緊張感を漂わせたまま、試合後の監督記者対応を終えた。













