ドジャース・大谷翔平投手(32)に爆発力が戻ってこない。26日(日本時間27日)の敵地ジャイアンツ戦も5打数1安打、2三振。故障リストから戦列に復帰して4戦目も精彩を欠き、ロバーツ監督も「ボール球に手を出している。打ちたい気持ちから少し焦ってるんじゃないか」と「スポーツネットLA」などに表情を曇らせた。

 ただ「痛がるような様子はないし、バットスピードも依然として十分にある」とも感じ「本人もスタッフも素晴らしい取り組みをしている。すべてが本来あるべき状態に見える。みんなが同じ方向を向いている。打撃担当もショウヘイを理解し、毎日彼を見ている」と完ぺきなサポート態勢で前に進んでいるとした。

 そんな中で大谷との意思疎通を心配していたのが編成本部長のフリードマン氏だ。左膝と右腕に不安を抱える大谷に対して「彼は自分の気持ちをうまく伝えられるタイプではない。フリーマンもカーショーもそうだ。私はこれまで多くの選手を見ていたが、彼らはチームのためにできる限りのことをすることが自分の仕事と考え、時には自分を悩ませていること(ケガ)を軽く見てしまうことがある。自分が抱えていることは些細なことと考えていたと思う」と内面を推察した。

 そのうえで「コミュニケーションは素晴らしかったが、自分の気持ちをありのままに打ち明けてくれたかどうかは、それほど素晴らしかったと言えないかもしれない」ともこぼしている。米メディア「ON SI」が伝えている。

 痛みを隠していたことで症状が悪化した例と言えば昨年、佐々木朗希投手(24)が右肩痛を我慢し、結果的にインピンジメント症候群で負傷者リスト入り。長期離脱を招いてしまった。この時もロバーツ監督が苦言を呈しているが、大谷も責任感が強すぎるあまり、状態を〝過少申告〟する可能性もある。かといってワールドシリーズ3連覇を目指すうえで大谷のバットは不可欠だけに…期待と不安が入り交じる。