ホワイトソックスは26日(日本時間27日)、本拠地でのロッキーズ戦に6―9で敗れ、地区優勝の可能性が消滅。ポストシーズン進出決定後、村上宗隆内野手(26)も公言していた目標の一つは161試合目でついえた。

 先発したマーティンが誤算となり、初回先頭で犯した失策からピンチを広げていきなりの3失点。二死しか奪えず降板となり、チームは最後まで主導権を握れなかった。村上もこの日は5打数無安打に終わり、ロイヤルズに完勝したガーディアンズが地区Vを飾った。

 今季から村上が加入したホワイトソックスはまさに大変貌を遂げた。昨季まで3年連続で100敗以上を喫し、米メディアやファンから嘲笑の対象とされてきた。それが最後まで地区首位を争い、歴史的な下克上でポストシーズン進出も決めた。

 最後の最後に今季103敗、メジャー最低勝率(3割6分)のロッキーズに5年ぶりの栄冠を阻止される痛い黒星となったが、ここまでの大躍進は否定されるものではないだろう。

「MLB公式サイト」は「土曜日の失望が彼らが成し遂げた誇りや、待ち受ける未来への期待によって吹き飛ばされてしまうのであれば、彼らを許してあげてください」と異例の〝嘆願報道〟。「ホワイトソックスが勝率5割を争うことも誰も予想していなかった。ましてやポストシーズンに進出する12チームのうちの1つになるのはなおさらだ。100敗以上を3シーズン連続で記録した彼らが今、こうしてここにいる。近代野球史上最多となる1シーズン121敗という記録を残してから、わずか2年しかたっていないにもかかわらず、彼らはここにいるのだ」と健闘ぶりをたたえた。

 ホワイトソックスの戦いはまだ終わらない。29日(同30日)に開幕するワイルドカードシリーズに回り、ア・リーグ西地区の優勝チーム(アストロズかレンジャーズ)と対戦する。