米国のドナルド・トランプ大統領(80)が26日(日本時間27日)、ロックアウトになった場合、MLBに介入することを明言した。米メディアが一斉に報じた。

 南部テネシー州を視察中のトランプ大統領はこの日、大学フットボール、テネシー大―テキサス大の試合を観戦。クレイ・トラビス氏とのインタビューに応じ、MLBのロックアウトの可能性について自身の考えを述べ、紛争調停者としての自身の経験がリーグにどのように役立つかについて語った。

「もし適切な状況であれば、喜んで協力します。できることなら、ぜひとも協力したいです。野球界はストライキになりそうな状況です。もしそうなれば、本当に残念です。大変な事態です。スポーツ界を見渡すと、野球選手と球団オーナーは最も不利な立場にあるように思えます。他のスポーツと同じように、彼らも解決策を見つけるでしょう。もし私にできることがあれば、喜んで協力します」と明言した。

 米メディア「エッセンシャリー・スポーツ」は「『私は8つの戦争を解決した』…MLBがロックアウトに向かう中、ドナルド・トランプ大統領がMLBへの介入を検討」と報じ、「オーナー側はサラリーキャップ制の導入を求め、選手会はこれに猛烈に抗議しており、交渉は事実上進展していない。もしこの意見の相違がストライキに発展すれば、トランプ米大統領が介入し、事態を収拾するだろう」と見通しを伝えた。

 トランプ大統領は「サラリーキャップ制」を支持しており、オーナー側に立つ公算が高い。記事は「最新の提案では、オーナー側はFA契約期間を3週間に短縮することを強く求めている。新制度では、オフシーズンを通して契約を締結するのではなく、NFLのオフシーズンにおける活発な選手獲得競争と同様の形式となる見込みだ」としたうえで「両者の交渉が膠着(こうちゃく)状態にあるため、ストライキの可能性はますます高まっており、トランプ大統領が介入する可能性はある」と政治介入はありえるとした。