セ2位の巨人が27日のヤクルト戦(東京ドーム)で打線が爆発し、11―0で快勝。連敗を「2」で止め、試合がなかった首位・阪神に2ゲーム差に詰め寄った。
前カードの広島戦では全4試合で2得点以下となって1勝3敗。この日はうっぷんを晴らすかのように打線がつながり、2回に泉口の3点適時二塁打で先制し、続く3回には打者一巡の猛攻で一挙5点を挙げた。先発の小笠原も5回無失点の好投に2点適時二塁打と投打で活躍し、橋上秀樹監督代行(60)は「先制点を与えず、逆に先制点が取れた。投手陣もしっかり踏ん張ってくれて、攻撃陣も何とか先に点を取ってくれたので何とかいい流れで試合ができた」と笑顔を見せた。
打線が久々に活気を取り戻した一方で「大砲候補不足」は来季に向けた大きな課題の一つとして残されている。長らく主砲を務めた岡本(ブルージェイズ)の穴を埋めるべく、今季から加入したダルベックが118試合で4番に座り、チーム最多の25本塁打をマーク。ただ、チーム全体として100本塁打、478得点はセの上位3球団でいずれも最少だ。
チーム関係者は「今季は将来性のある生え抜き選手が何人も芽を出してきたけど、大砲候補となる選手はなかなか出てこなかった。ダルベックが不調の時にカバーできるスラッガーがいなかったのは痛かった」とウイークポイントを指摘。この日は〝テコ入れ〟として昇格したリチャードが2打数1安打、2打点と気を吐いたものの、助っ人砲が絶不調に陥った8月に代役を立てられなかった点は痛手といえる。
それだけに「ここ数年、育成にこだわったチームは主砲となり得る選手の大型補強はしてこなかったけど、オフはどうなるか…。重要な補強ポイントであることは間違いない」(同)。今オフは積極的な補強に打って出る可能性もあるとした。
かつてはラミレスや小笠原、村田など他球団の主砲も獲得してきた巨人。簡単には埋め切れなかった〝岡本の穴〟を埋めるためにも、再び大胆な動きを見せるかもしれない。













