名門球団のメッツが極度の成績不振に陥り、本格的な再建モードに突入している。5日(日本時間6日)終了時点で48勝67敗とナ・リーグ東地区の単独最下位。ワイルドカード争いでも12球団中10位と絶望的で球団は2日(同3日)に昨季の最多勝右腕、フレディ・ペラルタ投手(30)をトレードに出し、レイズから若手有望株の3選手を獲得した。

 もはやチームとしては形無しの崩壊状態にあるが、ペラルタが今年6月に大きな置き土産を残していたと米スポーツ専門局「ESPN」がこの日報じた。それは主力でありながらかねて〝不仲〟が伝えられてきたリンドアとソトの仲裁だ。同局は「情報筋の話」として「ペラルタが2人を呼び出し、わだかまりを解消するための話し合いの場を設けた」という。「それは野球選手としてではなく、男と男の話し合いだった」といい、お互いに本音をぶつけさせ、関係を正常化させることが狙いだったそうだ。

 同局は当事者たちに確認し、ペラルタは話し合いがあったことを認めつつも会話の内容は伏せ、リンドアも同様に「僕らラテン系のメンバーがいつも交わしているような会話に近かった」と会談の存在を認めながらも「詳細についてのコメントは控えたい」と話した。一方のソトは「集まりも話し合いもなかった」と存在そのものを否定した一方「今年は以前よりも良くなった。うまくやっていけている。お互いから学び合っている」と関係の改善を口にし、スターンズ編成本部長はコメントを拒否したという。

 同局は「ペラルタが『チームをまとめる存在』という評判は、まさにその通りだった。ドミニカ共和国出身でバイリンガルかつ魅力あふれる人柄のペラルタは、瞬く間に尊敬するリーダーとして頭角を現し、球団の二本柱の仲裁役を自ら進んで引き受けた」と絶賛し「これはメッツの一員として彼の最大の貢献となり、彼がチームを去った後も長く残るものになるかもしれない」と伝えた。

 お互いに〝ケジメ〟をつけさせたペラルタは新天地へ旅立った。今後どうするのかはリンドアとソトにかかっている。