ドジャースの大谷翔平投手(32)は5日(日本時間6日)の敵地カブス戦に「1番・DH」で出場し、初回に5試合ぶりの本塁打となる25号ソロを今永昇太投手(32)から、8回にも26号2ランを放ち5打数3安打3打点の活躍。1試合2本塁打は今季初で、先頭打者アーチは今季11本目となった。チームは6―7で敗れ、今季初の6連敗を喫した。

 一方、カブスの〝PCA〟ことピート・クローアームストロング外野手(24)も初回と4回に放った2本塁打を含め5打数3安打4打点の大暴れ。今季のMVPレースを引っ張る両雄が打ちまくるエキサイティングな展開となった。

 大谷はここまで打率2割9分7厘、26本塁打、70打点をマーク。一方、PCAは打率2割8分8厘、26本塁打、69打点を記録している。打者としての数字はほぼ互角だが、大谷は投手として8勝2敗、防御率1・79の成績を残しており、MVP争いは大谷が有利とされている。

 そんな中、MLBネットワークの敏腕記者として知られるジョン・モロシ氏が同番組に出演し「PCAのMVP」を激推し。「現時点ではピート・クローアームストロングがナショナルリーグMVPの最有力候補だと言えるだろう。FangraphsのWARという純粋な数字だけを見れば、野手としての大谷の成績と投手としての大谷の成績を合計しても、守備面での貢献度が高いPCAの方が上回っている」と語った。

 同氏が重視するWARとは打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標。PCAはリーグトップの「7・0」、大谷は「6・2」でリーグ2位となっている。「PCAの打撃力と守備力を、大谷の投球力と打撃力と比較してほしい。大谷の投球を見るのは本当に楽しい。彼は素晴らしい投球をいくつも見せてくれる。しかし、現時点では100イニング未満しか投げておらず、いつマウンドに戻れるのかも分からない」と同氏。4年連続5度目の栄冠がかかる大谷をPCAが阻止するのか、MVP争いは激しくなりそうだ。