ナ・リーグのMVP争いに衝撃の展開だ――。ドジャースの大谷翔平投手(32)とカブスのPCAことピート・クローアームストロング外野手(24)のMVP争いで米王手オンラインカジノのオッズが5日(日本時間6日)に逆転した。

 ナMVP争いのオッズは「BetMGM」は8月2日(同3日)の時点で大谷マイナス145、PCAプラス100だったが、大谷プラス100、PCMマイナス120とひっくり返った。ドラフトキングスは7月28日(同29日)時点で大谷マイナス220、PCA190だったが、大谷プラス100、PCAマイナス120だ。23年以降、3連続でMVPを受賞している大谷は例年この時期は独走しており、接近されたこともない。逆転されるのは初だ。

 同番組の公式X(旧ツイッター)には「今年はPCAが優勝するだろう。ショウヘイには依然のような魔法はない」「大谷がもう登板しなければ、PCAが圧倒的な差でMVPになるだろう」「ショウヘイが再び登板することになれば競争はなくなるが、それまではPCAが勝つ」「大谷が登板すれば、間違いなくMVPになるだろう」と大谷の投手復帰がカギとの投稿が目立つ。

 この衝撃ニュースを米スポーツ専門局「ESPN」は人気番組の「スポーツセンター」で「ショウヘイは依然としてMVPだと思うが、PCAが急速に追い上げてきた」と速報した。

 大谷は5日に敵地シカゴでのカブス戦に「1番・DH」で先発出場し、初回に5試合ぶりの本塁打となる25号、8回に26号2ランを放ち、今季初の1試合2本塁打を記録。5打数3安打3打点2得点だった。一方、カブスの1番・PCAことピート・クローアームストロングが初球を捉え、中堅右へ25号同点弾。2回に適時二塁打、4回に26号2ランを放ち、5打数3安打4打点2得点だった。

 ナ・リーグのMVP候補2人の2発競演は歴史的なものだった。両チームの左打者の先頭打者が左腕から先頭打者弾を放つの史上初だ。また、先頭打者2人が先頭弾を含む1試合2本塁打は史上3度目の快挙だった。

 試合後、MVP争いのライバルPCAについて問われると「素晴らしい活躍、素晴らしい選手だと思う。ただ、自分のやることに集中したい。今は打席中心ですけど、投げる方もしっかりと早くいい状態で投げられるようにっていうのを毎日繰り返している感じかな」と語った。

 また、MVPレースは気にしているかと問われると「あんまり今の段階で気にしていることはなくて、数字は上がったり、下がったりするものですし、その時によって有利かどうかも変わってくるので。今は早く一刻も早く1勝して流れを止めるっていうのが大切なことかなと思います」とチームの勝利が優先と強調した。

 大谷1強が崩れたナMVPレース。最後まで2強の争いが続きそうだ。