ドジャースの大谷翔平投手(32)は左ヒザの炎症で2度目のブルペン登板を回避。先発復帰どころか、次回のブルペン入りも未定だ。米老舗スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」の電子版「ON SI」は28日(日本時間29日)に「マリナーズは苦戦しているが、同時に大きな幸運にも恵まれた。大谷翔平がシアトルがロサンゼルスで行う3連戦に登板しないことになったのだ」と報じた。

 大谷は今季14試合に登板して8勝2敗、防御率1・79をマークしている。同サイトは「好成績を残している先発投手が戦力外になった。マリナーズは得点力不足に悩まされることが多いだけに大きな意味を持つ」と指摘したが、喜ぶ理由はそれだけではない。投手・大谷はマリナーズキラーなのだ。これまで9試合に先発して5勝0敗、防御率1・87、被打率1割9分と抑え込まれている。

 ただ、「ドジャースは先発ローテーションの調整に苦慮しており、ほとんどのチームにとって弱点になるだろう。しかし、ドジャースにとっては不便なだけだ。彼らのロースターは多くの球団を破滅させるようなケガの問題を吸収できるように構築されている」と強調するとこう続けた。

「大谷投手が投げなくてもシアトルはメジャーリーグ最強チームと対戦することになる。大谷が打線の主役となるだろうが、フレディ・フリーマン、マックス・マンシー、ムーキー・ベッツ、アンディ・パヘス、カイル・タッカーといった打者に対応しなければならなに。旧友のテオスカー・ヘルナンデスもいる。この順番で楽に投げられる場面はないだろう」

 それでも最後は「シアトルは最大の幸運の恵まれたといえるだろう」と結んだ。27日(同28日)の時点で借金3でア・リーグ西地区3位に沈むマリナーズにとってドジャース戦は最低でも2勝1敗がノルマだ。投手・大谷と対戦しない幸運を生かすことはできるか。