中日のカイル・マラー投手(27)が29日のヤクルト戦(神宮)で先発マウンドに立ち、7回6安打無失点。自らの好投でチームを6―0の勝利に導き、来日初勝利を挙げた。6度目の登板でようやくつかんだ白星に助っ人左腕は「(初勝利まで)思っていたよりも長くかかってしまったんですけどファンの皆さん、首脳陣、チームメイトの助けを借りて勝てました」と笑顔を見せた。

 今季からドラゴンズの一員となってからは「食べ物もおいしいし街もきれい」と言い切るほど、すっかり名古屋の街が大好きになったという。中でも「食事や買い物をして楽しんでいます」と明かしているお気に入りのスポットが、名古屋の地下街だ。

 名古屋には名古屋駅と栄地区に「サンロード」「エスカ」「ユニモール」「セントラルパーク」「サカエチカ」といった全国でも有数の巨大地下街が張り巡らせられている。マラーは「ある日、とんかつの店を探していて地上を歩いていてもなかった。地下に降りたらレストランがたくさんあって別の街があるみたいな感じだった。名古屋は地下街が発展していると聞いて、そうだと思った」と打ち明けており、名古屋の巨大地下街にすっかり魅了された様子だ。

「奥さんと栄のセントラルパークなどを探検して野球のことから離れて切り替えている」とも述べているように、地下街はマラーにとって気分転換やリラックスにつながる「いこいの場所」となっている。

 この日の試合後には井上監督も「2か月遅れの勝ち投手。こちらの要望は今日の勝ちを自信にしてちょっと出遅れた分を取り返せよと。そういうメッセージを送りたいと思います」と初勝利をたたえ、マラーには大きな期待をかけている。201センチの長身左腕が、これからどんな投球を見せてくれるか楽しみだ。