阪神は29日のヤクルト戦(神宮)に2―0で勝利。首位攻防カード第2戦で会心のシャットアウト勝ちを収め、一夜で首位の座に返り咲いた。

 主力の離脱が相次ぐ虎を救ったのは、先発・高橋遥人投手(30)だ。ヤクルト打線を3安打無四死球でシャットアウトし、今季4戦目の登板にして早くも3つめの完封勝利をマーク。左腕の防御率は12球団の他の投手たちを圧倒する0・27。文字通りの支配的な投球で燕打線に付け入る隙を一切与えなかった。

 虎ナインたちは口を揃えて「アイツはマウンドに上がると人格が一変する(笑い)」と高橋の人となりを語る。入団9年目。トミー・ジョン手術なども含め、苦労続きのプロ野球人生を送りながら、こればかりは一向に上達しないヒーローインタビュー口下手な対応も、今や猛虎の愛すべき名物だ。

 この日もインタビュアーから「スワローズ打線と対峙する上で意識したことは?」と問われると「そうですね…。キャッチャーの人に…」と女房役・伏見の名前を出し損ねる痛恨のミス。スタンドから「キャッチャーの人って何やねん(笑い)」と笑いが起きると、テンパってしまったのかその後は「%&#‘*;」と噛んでしまうお茶目っぷりを披露し、虎党女子たちの胸をまたもキュンキュンさせた。相変わらずズルいぞ。

ヒーローインタビューを受ける高橋
ヒーローインタビューを受ける高橋

 藤川監督も「彼は地道な努力を積み重ねてきた選手。そういう意味ではガタガタッと崩れない」と称賛。「それ以上言うことはないですね。素晴らしかったです」と語り全幅の信頼を示した。