扇の要をどうやり繰りしていくか。セ3位の巨人は27日現在、首位・阪神を1・5ゲーム差で追走中。投打で好調を維持し続ける中、存在感がひときわ光るのが捕手陣だ。正捕手・岸田に加え打撃好調の大城、ベテラン小林で構成される一軍捕手陣に加え、二軍には成長株・山瀬や実績豊富な甲斐もスタンバイ。球界屈指の層の厚さを誇る捕手陣の「勢力図」を首脳陣はどう捉えているのか。実松一成バッテリーコーチ(45)を直撃した。(インタビュー・熊沢航平)

G捕手陣を実松コーチはどう見ているか
G捕手陣を実松コーチはどう見ているか

 ――強力な布陣を誇る現在の捕手陣。どう分析しているか

 実松 勝ちをしっかり拾えているのは岸田ですし、(大城)卓三もずっと調子良く打っている。(小林)誠司に関しては(試合の)後ろを守ってくれるという安心感もあって、そこはもう、いいバランスなのかなと思っています。

 ――全体を俯瞰(ふかん)できる小林の存在は大きい

 実松 そうですね。ああいう立場で、ああいうところで出る捕手はしんどいっていうのは自分も分かるので。でもそういうのを誠司はしっかりと準備してくれてる。こっちはやっぱり心強いし安心できる。投手も「大勢、ライデルは任せたからな」と。「誠司で負けたらしゃあない」と思える選手ですから。

 ――二軍調整中の甲斐についてはどう見ているか。阿部監督は「試合の頭から使いたい選手」と語っていた

 実松 もちろんスタメンで、というところは考えてます。これからのシーズンもまだ長いし、(甲斐)拓也の力は必要になる。山瀬も同じで、二軍に落ちちゃったけど、今はまた一生懸命やってくれてると思うので。

 ――甲斐が一軍に昇格するために求められるものは何か

 実松 もちろん拓也に関しては打撃も求められてますし。ただ、勝てる捕手というところに関しては、経験値は大城、岸田よりあるし、だれにも負けないものを持っていると思うので。それに関しては心配してない。もちろん上がってきてくれた時は必ずやってくれると信じていますから。二軍でもスローイング自体の強度も上がってきているし、体のキレってところも出てきた。

 ――どの捕手を起用するか、決めにくいのは嬉しい悩み

 実松 捕手陣は使いたい選手が多いが、ポジションが一つしかないのでね。こっちも勝つためにやらなくちゃいけないので。見極めながら、みんなが結果を出せるように考えながらやっていきます。