カブスの鈴木誠也外野手(31)は11日(日本時間12日)、敵地デンバーでのロッキーズ戦に「5番・右翼」で出場し、10号満塁本塁打を放った。5試合ぶりの一発で、5年連続の2桁本塁打に到達。鈴木の一発で逆転に成功したチームは9―3で大勝し、連敗を3で止めた。

 これでカブスは35勝34敗となったが、ナ・リーグ中地区で首位のブルワーズとは7・5ゲーム差の3位と苦戦。このチーム状況から今夏のトレード市場では「売り手」に回る可能性もあり、5年目の今季が契約最終年を迎えている鈴木のトレードをめぐる情報が連日、米メディアをにぎわせている。

 この日は「クラッチ・ポインツ」が「ドジャースは投手層の厚さを生かして鈴木誠也をロサンゼルスに連れてくるべきだ」と報じた。「ドジャースは無敵ではない。怪我人が続出して、オールスター捕手のウィル・スミスが新たに負傷者リストに入った。エースのブレイク・スネルとタイラー・グラスノーも戦線離脱中。二塁手のトミー・エドマン、外野手のテオスカー・ヘルナンデス、そして多くのリリーフ投手も離脱している。ロサンゼルスの打線には外野も守れる選手を含め、もう1人、2人の打者が必要だ」と解説。そのターゲットが鈴木だという。

「このトレードが実現するには、ドジャースは先発投手の1人を放出する必要がある」とする同メディアは交換要員に今季ここまで12試合に先発し、3勝3敗、防御率4・70を記録しているエメット・シーハン投手(26)の名前を挙げた。「若手ながら負傷中のギャビン・ストーンといった先発投手を出すことも現実的だが、カブスはシーハンに固執するだろう。少々高額なトレードになるかもしれないが、ドジャースにとっては妥当な判断と言える。何しろオールスター級のチームが3連覇という偉業を成し遂げることができれば、その代償は十分に価値があるものとなる」とした。 

 さらに「カブスにとって鈴木を失うのは痛手だが、シーハンは同じく元ドジャースの有望株だったマイケル・ブッシュ投手と同様に、チームにとって大きな戦力となる。結局のところ、これは双方にとってウィン・ウィンの状況となる可能性があり、今日の市場ではまれなケースといえる」と指摘。3月のWBCで日本列島を熱くした大谷・鈴木の〝侍同級生コンビ〟再結成は果たして実現するのか。