広島は12日の楽天戦(楽天モバイル)で1―2の逆転負けを喫した。打線は31イニングぶりとなる適時打で先制したものの、終盤に逆転を許して4連敗。これで交流戦は3勝11敗1分けとなり、楽天と入れ替わる形で最下位に転落した。借金は今季ワーストの14まで膨らんだ。

 前日11日の西武戦(ベルーナ)では勝田の内野安打1本のみで敗戦。チームとして7日のオリックス戦以来、適時打が出ない苦しい状況が続いていた。

 それでも0―0の3回一死一、二塁だった。降雨による約40分間の中断を挟んで迎えた好機で4番・坂倉が意地を見せた。再開後、楽天先発・岸の8球目の直球を右越えへ運ぶ先制適時二塁打。チームにとって31イニングぶりとなる適時打で均衡を破った。

 坂倉は「打ったのはストレート。中断明けでしたが集中して打席に入ることができました。先制点につながって良かったです。引き続き頑張ります」と振り返った。

 新井良打撃コーチは試合中「(岸は)とにかく低め低めに腕を振って投げてきている印象。受け身にならずに、積極的に仕掛けていくことが大事なので、思い切って打ちにいってもらいたい」と話していた。その言葉通り、打線はようやく沈黙を破った。

 しかし、先発・玉村昇悟投手(25)が粘り切れなかった。6回までわずか1安打無失点の快投を続けたが、1―0の7回二死一、二塁で村林に左中間への逆転2点二塁打を献上。打線もその後は反撃できず、待望の適時打は白星につながらなかった。

 苦しむチームにようやく生まれた一打も実らず。広島は4連敗で交流戦最下位に転落。交流戦のビジターゲームは球団ワーストの7戦全敗となり、苦境から抜け出せないままだ。