ドジャースの大谷翔平投手(31)は「ミスタージューン」の異名通り6月は絶好調だ。6試合でマルチ安打5回、25打数12安打、打率4割8分、1本塁打、4打点、OPS1・312、投手では1試合に先発して6回を2安打無失点と二刀流の強みを発揮している。
その大谷が今季ベーブ・ルース超えを果たすか注目されている。それはルースが1923年にマークし、到達不可能、不滅とされている14・1bWAR(勝利貢献度)だ。大谷は8日(日本時間9日)時点で5・2でシーズン13・6ペースで積み上げている。WARは最近のMVPでは重視される指標の一つだ。昨年のナ・リーグトップはフィリーズの左腕クリストファー・サンチェスの8・1だった。
2000年以降での最高はバリー・ボンズが01年にマークした11・8で、MLBシーズン最高の73本塁打を放った。現役史上最高打者のヤンキースのアーロン・ジャッジは11超えはなく、22年に10・8、24年に10・9をマークしている。13・6がとんでもない数字であることが分かるだろう。
23年のルースは152試合に出場して本塁打(41)、打点(130)、得点(151)、出塁率(5割4分5厘)、長打率(7割6分4厘)、OPS(1・309)はいずれもリーグトップで、打率3割9分3厘はリーグ2位とすさまじい成績だった。
今季の大谷は打者では打率3割2厘、11本塁打、35打点、6盗塁とやや精彩を欠いている。それでも出塁率4割1分7厘、OPS0・939はリーグトップだ。一方、投手では10試合に先発して6勝2敗、規定投球回に到達していないため、参考記録だが、防御率0・74、WHIP0・79、被打率1割4分4厘はいずれもメジャー“トップ”に立っている。
米スポーツサイトの「スポーティングニュース」は「試合への影響力という点では、これまで誰にも劣らないほどの素晴らしい活躍を見せている」と指摘した。つまり「打」だけ「投」だけでは不可能だが、二刀流だからこそ到達できる可能性があるということだ。
現在、大谷のbWARは打者2・4で投手2・8。打者での最高は史上初の「50―50」を達成した24年の9・1で投手での最高は規定投球回に到達した22年の6・3だ。打者の9・1は難しいだろうが、アーチを量産すれば積み上げることはできる。投手は22年を上回るペースだ。アーチを量産し、サイ・ヤング賞級の投球を続けることができればルース超えも夢ではない。その時、新たな伝説が生まれる。












