〝新生ジャイアンツ〟で2年ぶりのリーグ優勝をつかめるか――。

 巨人は前半戦で92試合を消化し、50勝40敗2分け、勝率は5割5分6厘をマーク。阪神と同率首位に並んだ。

 前半戦終盤では、エースの戸郷、吉川、大勢、門脇、岸田などが戦線を離脱する不測の事態にも見舞われたが、昨年、3年連続の2ケタ勝利を挙げた山崎の一軍復帰やナショナルズから巨人に新加入した小笠原、若手野手らの打撃好調により、大幅な戦力ダウンとはならなかった。

 5月26日のソフトバンク戦から指揮を執っている橋上秀樹監督代行(60)は「現有戦力をできるだけ効率よく起用して、勝ちに近づけたい。勝ちにこだわってやっていきたい」とGナインに全幅の信頼を寄せつつ、チーム一丸となって後半戦を戦い抜くことを誓った。

 そんな巨人のオーダーは、シーズン開幕からほぼ流動的だったものの、前半戦終盤には、徐々に〝固定化〟。復調した泉口友汰内野手(27)が3番、セ・リーグの打点部門第3位(55打点)に浮上しているボビー・ダルベック内野手(31)が4番として活躍。下位打線は主に若手選手を中心に起用するオーダーとなっている。

 チームスタッフからは現在の打順が13ゲーム差からの大逆転V(メークレジェンド)を成し遂げた2008年のオーダーに類似しているとの声も。「あのときは(坂本)勇人がプロ2年目の若手で、出始めの時には7、8番とかで出ていた。小笠原(道大)さんが3番、打点を稼ぐラミちゃん(アレックス・ラミレス)が4番だった。今の泉口とダルベックみたいに、それぞれ打線での役割分担ができていたように感じる」と共通点を挙げつつ「まだまだ発展途上だけど、このチームで優勝したら、来年はさらに強くなるだろうね」と期待感をふくらませた。

 もちろん数多くのタイトルを獲得した当時最強の「小笠原、ラミレス」の中軸とは比較にならないものの、若手中心の〝新生ジャイアンツ〟は、「08年打線」を超越する可能性を秘めているのかもしれない。