無名に近かった左腕が、〝令和の怪物〟の足元を揺らし始めた。ドジャースの佐々木朗希投手(24)にとって、思わぬ伏兵が先発ローテ争いの脅威になり始めている。米地元紙「カリフォルニア・ポスト」は27日(現地時間)、ドジャースのジャスティン・ウロブレスキ投手(25)が先発として圧倒的な存在感を示し、ブルペンへ戻すことが「猛烈な勢いで想像しにくくなっている」と報じた。
ウロブレスキは2024年7月7日(同8日)のブルワーズ戦でメジャーデビューした左腕。昨季は救援も先発もこなす「スイングマン」として足場を築き、メジャー3年目の今季ようやく先発としての現在地をつかみつつある。
象徴的だったのが26日(同27日)のカブス戦だ。本拠地ドジャースタジアムで先発し、6回4安打4四球、今季最多6奪三振で無失点。チームを6―0の快勝に導き、今季4勝0敗、防御率1・50とした。初回、2回だけで51球を要し、満塁のピンチも背負ったが、プライアー投手コーチ、バッテリーを組んだ捕手のラッシングとプランを修正。以降は「打者を攻め、ストライクゾーンを攻める」投球で立て直した。
もともとウロブレスキの序列は高くなかった。ドジャースには大谷翔平投手(31)、山本由伸投手(27)、タイラー・グラスノー投手(32)、ブレイク・スネル投手(33)らが並び、佐々木もローテに組み込まれる予定だった。しかしながらスネルらの離脱で巡ってきた穴埋めの先発機会を、4試合26回2失点という結果で一気に自分のものにした。
一方の佐々木は今季5試合で1勝2敗、防御率6・35。25日(同26日)のカブス戦で今季初勝利を挙げたが、5回0/3を4失点、3被弾と内容はまだ安定しない。看板を背負う右腕が足場固めに苦しむ横で、無名に近かった左腕が先発枠を奪いにかかっている。
デーブ・ロバーツ監督(53)は「ジャスティンは投手としての立ち位置を理解している」と評価した。王者のローテで生き残るのは「肩書」ではない。今、結果を出せるかどうかだろう。













