いよいよ崖っぷちか。ドジャースの佐々木朗希投手(24)に、地元でもさらなる厳しい視線が向けられ始めている。ロサンゼルスの地元紙「カリフォルニア・ポスト」は、12日(日本時間13日)の本拠地ドジャー・スタジアムでのレンジャーズ戦を受け、「マイナーでは格が違うが、メジャーではまだ粗い」という悩ましい現実をクローズアップした。
この日の佐々木は先発して4回を投げ、5安打2失点、5四球、6奪三振。ドジャースは2―5で敗れ、佐々木には今季2つ目の黒星がついた。自己最多の6奪三振を記録した一方、走者を背負ってからの制球難は5四球の乱調モードになるなど解消されず、94球で4回降板。開幕3試合で防御率6・23という数字が示す通り、内容はなお安定しない。初回こそ先頭2人を出しながら切り抜けたが、3回はカーターに先制ソロを浴び、二死後も連続出塁を許して失点を重ねた。本人も技術面の課題を認め「リリーフに負担をかけられない」と危機感を口にしている。
重いのは同紙も示す通り、結果以上に「整理の期限」が近づいていることだ。ブレーク・スネル投手(33)は左肩疲労で離脱中ながら、11日(同12日)にドジャー・スタジアムで実戦形式の打撃練習に登板。復帰への段階を一つ進めた。春先からローテ入りを既定路線としてきたドジャース側は佐々木をメジャーの打者を相手にしながら育成していく方針を崩していないが、スネルが戻れば枠は固定ではなくなる。実際にロバーツ監督も春季キャンプの段階で、佐々木には球威よりも「効率」と「試合中の修正力」が必要だと繰り返していた。
しかも、同日のレンジャーズ戦の相手先発は一線級クラスのジェイコブ・デグロム投手(37)。6回1失点9奪三振で試合を作ったベテラン右腕との対比は、あまりにも鮮明だった。それでも佐々木の球には時折、なおも打者をねじ伏せる瞬間がある。だからこそ、ドジャースはなかなか見切れない。しかしながら同紙が指摘した通り「才能の大きさと完成度の不足が同居している現状」こそが、連覇を狙う名門にとって最も厄介な〝育成ジレンマ〟となっているのはもはや疑いようがない。











