「日本生命セ・パ交流戦2026」は2日時点で全40試合を終え、セは15勝24敗1分け。順位表を見ても、首位・ソフトバンクから5位タイ・オリックスまで、上位に名を連ねる5球団はいずれもパ勢だ。「パ高セ低」の現実が、早くもくっきりと浮かび上がっている。
直近5年の交流戦を振り返ると、21年はセの49勝48敗11分け、22年は55勝53敗、23年は52勝54敗2分け、24年は52勝53敗3分け。ここまでは両リーグともほぼ互角だった。ところが昨季25年はパが63勝43敗2分けとセを圧倒。いったん縮まったかに見えた両リーグの〝実力差〟が、ここにきて再び広がり始めたことは数字からも読み取れる。
昨季、2位・DeNAに13ゲーム差をつける圧倒的な強さでセを制した阪神ですら、交流戦では8勝10敗の8位と苦戦。日本シリーズでもパ王者・ソフトバンクの前に1勝4敗と屈し、多くの野球ファンに衝撃を与えた。
その昨季終了後、報道陣のインタビューに応じた阪神・岡田彰布前監督(68=現オーナー付顧問)は「結局力負けやんか。パリーグが強いのは力があって数字がちゃんとなってるわけやから」と指摘。加えて「だから来年どんなことになるかホンマ楽しみどころやないで。すごいこと起きるか分からんよ」と警鐘を鳴らしていたが、今季の交流戦はおおむねその言葉通りの展開となっている。
来季からセにもDH制が採用されるため、投手が打席に立つ交流戦は今年が最後となる。それでも、両リーグの条件がそろっただけで現在の差が短期間で埋まるかどうかは不透明だ。
犠打の多さなどに象徴される「きめ細かい野球」を持ち味としてきたセに対し、近年のパは強靱なフィジカルと出力で押し切る。まさに「剛よく柔を断つ」形の敗戦が目立つ中、折り返し点が近づく今季交流戦で、セ球団はここから意地を見せられるのか。












