阪神は31日のロッテ戦(ZOZOマリン)に2―4で敗れ、連勝が「2」でストップした。打線はつながりを欠き、梅野の併殺打の間と森下の犠飛で挙げた2点で精いっぱい。交流戦は今季も2勝4敗と苦戦を強いられている。藤川球児監督(45)は3試合連続で1番に中野拓夢内野手(29)、2番に森下翔太外野手(25)を起用したが、現状は空回り気味。試行錯誤が続く「1、2番問題」に本紙評論家の伊勢孝夫氏が切り込んだ。

【新IDアナライザー・伊勢孝夫】それにしても、打線がつながらんかったな。交流戦はここまで12球団ワーストタイの11得点、打率も2割1分1厘(10位)では厳しいよな。藤川監督は打順をコロコロ変え過ぎや。時には我慢も必要やと思うよ。余計なことはせん方がええ。いつもと違うことすると選手は迷ってしまうやんか。

 特に森下は自分の世界で頑張るタイプやろ。誰が監督になっても〝ワシはワシや〟というタイプやから2番打者ではないと思うよ。もちろんその考え方がすべて間違っているわけではないし、30日のロッテ戦でも2本打ったり答えも出すからええけどね。

 やっぱり2番は中野でええと思うよ。前監督の岡田(彰布オーナー付顧問)時代から自己犠牲の精神を刷り込まれているからな。今季もリーグ最多タイの7犠打をマークしているし、細かいプレーやったり走り待ちもできるからな。

 1番に関しては、近本が骨折で離脱している間に次の1番を担う選手を育成するべきや。これまで立石、高寺、福島、岡城といろんな選手を使ってきて迷うこともあるやろうけど、まずは固定するべきやと思うな。近本も31歳で落ちてきた時に、いきなり1番打者を探そうとしても遅いよ。その時に安心して任せられる選手をつくっておかないと、いざ近本を使えんくなった時に1年間棒に振ることになるよ。

 立石なんかは巨人戦(22~24日、東京ドーム)で1番に座ってプロ初本塁打を打ったり、彼のおかげで勝てたようなもんや。思い切りもいいし、今日も積極的に盗塁したり、1番を務める素質はあるよ。なんで(打順を)変えてしまったんやろうとは思ったな。

 もちろんDH制がある交流戦やから難しい部分もあるやろうけど、まずは打順を元に戻して、ここから巻き返してほしいな。(本紙評論家)