ドジャースは15日(日本時間16日)、本拠地ドジャースタジアムでのメッツ戦の試合前にメジャーリーグ初の黒人選手で球団OBのレジェンド「ジャッキー・ロビンソン・デー」恒例の式典を開催した。ドジャースとメッツ、両チームの選手、コーチらは全球団で永久欠番になっているロビンソンの背番号「42」のユニホームを着用し、センターフィールド広場にあるジャッキー・ロビンソン像前に集まり、人種の壁を打ち破り世界に影響を与えたロビンソンの偉業をたたえた。
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「ニューヨークやロサンゼルスは世界でも最も多様な都市だと思う。今夜ここにいる選手たちは、彼の夢とビジョン、平等と団結を体現している。今あるものはすべて、彼の犠牲の上にある。どうやってここにたどり着いたのかを忘れてはいけない」と強調。「明日が来ないかもしれないという思いでプレーしていた彼と同じ情熱で、今夜プレーしてほしい」と呼びかけた。
特別ゲストとして登壇したカンザスシティのニグロリーグ野球博物館のボブ・ケンドリック館長は、ロビンソンが1945年にカンザスシティー・モナークスでプロキャリアをスタートさせた歴史に触れ、「彼のカラーライン(人種の壁)打破は公民権運動の一部ではなく、その始まりだった」と断言。「ブラウン判決も、ローザ・パークスの拒否も、キング牧師の活動も、ジャッキーの後に行われた」とロビンソンが直面していたものの大きさを強調。「彼は2100万人の黒人の思いを背負ってプレーしていた。もし失敗すれば人種全体の失敗と見なされる重圧の中、それを品格と強さで成し遂げたことは驚異的だ」と称えた。
式典には山本由伸投手(27)、佐々木朗希投手(24)らも参加。この日先発する大谷翔平投手(31)の姿は見られなかった。ロビンソンの孫娘ソーニャ・パンキー・ロビンソンさん、アヨ・ロビンソンさんも列席し、ソーニャさんが始球式を務めた。
メジャーリーグ全体で背番号「42」を共有するこの日。現在の多様な球界の姿は、ロビンソンが切り開いた道の延長線上にある。












