レッズは20日(日本時間21日)、敵地でのマリナーズ戦に0―8で完敗。7回に3番手で登板したケーレブ・ファーガソン投手(30)が致命傷となるグランドスラムを浴びるなど一挙6点を失って勝負あった。

 ナ・リーグ中地区の最下位に沈むチームは後半戦に入っても2勝2敗。4位のパイレーツとも6ゲーム差と苦戦を強いられている。ファーガソンはリードを3点に広げられ、なおも一死二、三塁の場面から登板。まずは申告敬遠ですべての塁が埋められた直後、ローリーに投じた初球をスタンドに運ばれ、火消しの役割をまっとうできなかった。

 そして、さらに不運な当たりが続いたことでたまったフラストレーションが審判に向かって爆発してしまった。0―7と絶望的な展開となった上に二死一塁となり、ロブレスをボテボテの内野ゴロに打ち取ったかに思われた。ところが、二遊間に転がった打球の先には二塁塁審がおり、衝突を避けようとした二塁手のアローヨはブレーキをかけて捕球できず、カバーに入った遊撃手のデラクルスが伸ばしたグラブにも収まらず、中前へ抜けていった。

 アウトで攻守交代となるはずが一、三塁までピンチが広がった直後、打球の行方を見やっていたファーガソンの表情はみるみる険しくなり、眉間にシワを寄せながら何事かを吐き捨てた。米メディア「ラリー・ブラウン・スポーツ」によると、二塁塁審を務めたビル・ミラー氏に向けて放った言葉は禁止用語の〝Fワード〟を含み「どけよ! デブ」といったフレーズが入っていたという。

 同メディアは「ファーガソンはグランドスラムを打たれたばかりですでに機嫌を損ねていた」と胸中を察しつつ「ファーガソンが審判のビル・ミラーの家族から夕食に招待されることは当分期待できないだろう」とユーモラスに伝えている。