ソフトバンクは17日にみずほペイペイドームでリーグ戦再開に向けて全体練習を行った。
交流戦を14勝4敗の2位で終え、19日からの日本ハム戦(エスコン)に向けて調整。首位・西武とは3・5ゲーム差、3位のオリックスと4位の日本ハムに2差で追われる展開で、再開初戦の入りが重要になる。交流戦終了直後、小久保監督は「これからが本当の戦いになる」とチームを鼓舞した。セ・リーグを圧倒した「実力のパ」。激しい優勝争いが待ち受けていることは必至だ。
ペナントレースが激しくなるほど、次世代を担う若鷹の覚醒に期待が持てそうだ。ハイレベルでシ烈な優勝争いを経験する中で選手は大きく成長する。この日、小久保監督は5月から「1番」に定着した正木智也外野手(26)に強烈なメッセージを送った。
「本人の中で出続けるとか、今もポジションを渡さないとか、本気でそう思ってレギュラーシーズン再開を迎えるか。手放したら一瞬で誰かが来る」
開幕前に右足の蜂窩(ほうか)織炎で離脱した正木は、手術とリハビリを経て5月15日に一軍昇格を果たすと、合流2試合目から1番起用が続いている。ここまで26試合に出場して打率2割8分8厘、6本塁打、17打点。プレーボールから相手バッテリーに重圧をかけられる「強打の1番」として欠かせない戦力となっている。
2021年のドラフト2位で入団してプロ5年目。昨年は左肩手術を乗り越え、今季にかける思いは人一倍だ。結果がすべての世界で昇格後1か月間、結果を残し続けてきたことは事実。小久保監督の「手放したら一瞬で誰かが来る」という言葉は大きな期待の裏返しに違いない。
12球団屈指の戦力を誇るソフトバンク。チーム内にはかねて「与えられたポジションはすぐに離れても、苦しんでつかみ取ったポジションはそう簡単には離れない」という格言がある。球界内を見渡しても希少な右の大砲。次世代を担う戦力台頭の予感が漂っている。












