ソフトバンクは14日のヤクルト戦(みずほペイペイ)に0―4で零封負けを喫した。先発アルメンタが3回途中2失点と試合をつくれず、打線も奥川の前に散発5安打。完敗で7カードぶりの負け越しとなった。
交流戦は14勝4敗でフィニッシュ。例年であれば優勝確実といえる星勘定だが、今年はパ・リーグ球団がセ球団を圧倒したことで上位争いは混沌としている。この日終了時で西武が首位に立ち、ゲーム差なしで2位のホークスの10度目の優勝は〝他力本願〟の状況だ。
それでもつくった貯金は「10」。これだけ勝ちを積み重ねられた要因の一つが攻撃力だ。阪神との3連戦では10本塁打を記録するなど、交流戦期間は12球団ダントツの26本塁打。得点数もトップの「81」を記録した。また、救援陣も強固な勝ちパターンが定まり、安定した試合運びが可能となっている。
こうした中で目立たずとも奮闘したのが若き先発陣だ。ホークスは大黒柱のモイネロが今季登板なし、上沢がコンディション不良で不在など、昨季のリーグ連覇を支えた面々が不在の状況。小久保裕紀監督(54)は交流戦の開幕前に「6連戦が3週間続く。先発を6枚そろえないといけない」と危機感を募らせていた。
だが、ふたを開けてみれば8投手が先発し、ついた白星は「10」。3勝、防御率1・23を記録した大津を筆頭に、セ・リーグ相手にそれぞれが仕事を果たした。昨年はモイネロや有原ら実力者たちが白星を量産していたことを踏まえれば、今年は想定以上の奮闘といえそうだ。チーム内から「結果的に投手陣に若い血が入って(世代としても)いい循環が起きている」と声が上がったのも、それだけ価値ある勝利だったからこそだろう。
小久保監督が「これからが本当の戦いになる」と語ったように、パ球団は楽天を除く5チームが交流戦で勝ち越しを決めて勢いに乗る。つかの間の休養を経て、19日から再びペナントを左右するリーグ戦に臨む。












