ソフトバンクは11日の阪神戦(みずほペイペイ)に3―2で競り勝ち、5連勝を飾った。同一カード3連勝で、昨秋「日本シリーズ」第2戦から阪神戦は実に7連勝。またしてもセ王者を圧倒した。
1点リードの9回、マウンドには絶対守護神の杉山一樹投手(28)が上がった。珍しく安打を許したが、危なげなく1回無失点。リードを守り切り、11セーブ目を挙げた。
4月に自身の投球への不満からベンチを殴打して左手を骨折。深い反省とともに早期復帰を志願して5月上旬に一軍に戻ると、復帰後は圧巻のパフォーマンスが続いている。連続無失点は13試合に伸び、走者を背負う場面が珍しい。その間38個のアウトのうち、25個が三振という内容で威圧感を放っている。
この日も杉山登場時に独特の空気が漂った。「風格が出てきたね」と目を細めたのは王球団会長。続けて「相手のバッターが嫌がっている。しめたもんだ」と激賞した。王会長が評した風格は、クローザーに求められる大事な要素。味方には安心感を、敵には絶望感を――。鷹の強さの象徴とも言うべき存在感が際立っている。












