パ首位を快走するソフトバンクは26日の西武戦(ベルーナ)に3―0の快勝を収め、5カード連続の勝ち越しを決めた。貯金を今季最多タイの「24」とし、2位・西武を再び5・5ゲーム差に突き放して前半戦を終えた。
先発した前田悠は6回を散発3安打、無失点の快投で開幕から無傷の8勝目。打線が今季4戦4敗、防御率0・56と抑え込まれていた相手先発・高橋から5回に正木の犠飛、周東の2点適時三塁打で3点を挙げて主導権を握った。千葉―福岡―所沢と転戦した真夏の9連戦は7勝2敗と白星量産。悲願のリーグ3連覇へ首位固めに成功した。
前半戦を58勝34敗1分けで終え、2年ぶりの首位ターン。昨オフに2年連続最多勝の有原が日本ハムへ移籍し、開幕から絶対エース・モイネロを欠き、開幕投手を務めた上沢も一時離脱する期間もあった。シーズン序盤は中継ぎ陣が不安定で、前半戦を通じて先発陣の台所事情は苦しかった。それでも2位に5ゲーム差以上をつけて後半戦へ。12球団屈指の戦力を生かし切れたからこその〝独走ターン〟だった。
背景には柔軟なタクトを振るった小久保裕紀監督(54)の変化があった。指揮官は前半戦を総括する中でこう明かした。「俺は(打順を組む時に)4番から決めるけど、そういう状況は変わった。考え方も柔軟になるもの。そんなにこだわりがなくなった。俺たちは中心選手が(固定されて)全部出て、試合も最初から最後まで出ると教わってきたけど、それも古き良きかもしれないけど、押しつけるのは良くない。休ませる時は休ませる」
昨季の首位打者・牧原大やタイトルホルダーの柳町らがスタメンから外れることも多く、前日の活躍にかかわらず相手の相性やコンディションを考慮してオーダーを組んだ。
ベンチに並ぶ豪華な顔ぶれは、もはや珍しい光景ではなくなった。こだわりを捨て、聖域をつくらず、競争意識を高め、チームの総合力は上がっている。












