ソフトバンクは11日の楽天戦(みずほペイペイ)に9―2で大勝した。初回に一挙7点を奪う猛攻で、序盤で試合の大勢を決した。

 初回に打者13人の猛攻で7得点。10日の試合ではマッカスカーに3本塁打を浴び、後味の悪い敗戦を喫していただけに、初回のビックイニングが持つ意味合いは大きかった。小久保監督は「あの7点が本当に有利に試合を運んだ」とコメントした一方で「4番の栗原が1人でアウト2つでしたけどね」とチクリ。元気がなかった栗原陵矢内野手(30)にクギを刺した。

 直近はなかなか快音が聞かれない栗原。その影響か、守備でも痛いプレーが出た。3回一死一、二塁で

3回一死一、二塁で三ゴロを捕球し、ゆっくり三塁ベースを踏むソフトバンク・栗原
3回一死一、二塁で三ゴロを捕球し、ゆっくり三塁ベースを踏むソフトバンク・栗原

、村林の放った打球は平凡な三ゴロ。十分に併殺が狙える当たりだったが、アウトカウントを勘違いし、ゆっくりと三塁ベースを踏みベンチへ戻りかけた。2、3回と1点ずつを返されてなおもピンチの局面。結果的には大関が後続を抑えて追加点を与えなかったものの、試合の流れが変わりかねないミスだった。指揮官はこのプレーについて「隙だらけ。隙でしょ、どう考えても」とバッサリ。打撃が思うようにいかない中での〝凡ミス〟に苦言を呈した。

 すでに本塁打数でキャリアハイを更新するなど、4番として打線をけん引している今季。引っ張る立場だからこそ、与える影響力も大きくなる。長いシーズンにおいて好調な時ばかりとは限らない。「打てなくても中心選手はファンもチームメイトも見ている。変わらぬ姿でやるしかない」。現役時代はリーダーとしてチームを引っ張った鷹の将からのメッセージだった。

 ホークスはこの日で80試合を消化。背番号24は「変わらぬ姿」を見せられるか。