ソフトバンクは10日の楽天戦(みずほペイペイ)に3―5の逆転負けを喫した。ハーラートップタイ9勝目を目指して先発した大津亮介投手が7回3失点と力投したが、勝敗はつかず。成長著しい27歳にとっては、歯がゆい登板となってしまった。
右腕の表情は終始、険しかった。点の取られ方に悔いが残ったはずだ。先制点をもらった直後の2回、先頭の4番・マッカスカーに初球真っすぐを仕留められて同点の8号ソロを献上。1―1で迎えた4回には、再びマッカスカーに内角真っすぐを打ち抜かれて勝ち越しとなる2打席連続の9号ソロを許した。
劣勢の展開となったが、4回に周東の2点適時打で逆転に成功。首位を走るチームの底力とばかりに、すぐに試合をひっくり返した。必勝を期すチーム勝ち頭の登板試合。野手陣の執念が伝わる攻撃だった。
それだけに大津は応えたかったはずだ。だが、6回一死、3番・辰己に伝家の宝刀・チェンジアップを捉えられて6号ソロを献上。点差と状況的に本塁打だけは避けたかったシーンだった。降板後、右腕は「同じ球種を同じ打者に打たれたり、同じ球種を続けて打たれたりしてしまった。もう少し考えて投げなければいけなかった」と猛省した。先発として7回3失点は十分だが、今の大津に求められるものは高い。険しい表情に悔しさがにじんだ。
こうなると、流れは終盤にかけて楽天に傾いていった。3―3の8回、ホークスのマウンドには2番手・松本裕。上位打線から始まる難しいイニングを絶対的セットアッパーに託したが、手がつけられない状態となった相手助っ人砲が牙をむいた。
一死一塁で、打席にはこの日大当たりのマッカスカー。当然ホークスバッテリーは警戒していたはずだが、初球外角スライダーを右中間席に運ばれた。マッカスカーのこの日3発目となる衝撃の10号2ランに本拠地は静まり返った。
カード初戦を落とすのは5カードぶり。リーグ戦再開後初の連敗となった。悪い流れはいち早く切りたい。












