ソフトバンクは19日の日本ハム戦(エスコン)に3―4で惜敗した。打線は今季初昇格の石塚が2点適時打を放つも、相手先発・伊藤の前に2点どまり。最終回の追い上げも及ばず、ここまで8戦全勝だった日本ハムに今季初黒星を喫した。

 そんな一戦で、小久保監督が「今日のポイント」として場面を上げ、苦言を呈したのが先発の大津亮介投手(27)だった。試合前時点でリーグトップタイの7勝、3位の防御率1・43を記録していた右腕は、リーグ戦再開のカード頭を託されたが、いきなり先頭打者本塁打を被弾。逆転してもらった直後に万波、野村に連続適時打を浴びて再び逆転を許した。

大津に苦言を呈した小久保監督の真意は…
大津に苦言を呈した小久保監督の真意は…

 6回にはレイエスに本塁打を浴びて7回4失点で今季2敗目。指揮官は「2点取って逆転した後のイニングでね。あそこじゃないですか、海野を含めて」とバッテリーにチクリ。万波相手には簡単に追い込んでからの痛打だっただけに、指揮官の目にはもったいなく映った。右腕は「悔しい結果にはなったが次に生かしたい」と唇を噛んだ。

 開幕時は先発6番手。そこから登板全10試合でクオリティースタート(6回以上自責3点以下)をクリアする抜群の安定感で、見る見るうちに序列を上げていった。先発陣でローテーションを守り続けているのは大津ただ一人。立ち位置は「先発要員の一人」から「やってもらわなければならない存在」へと変わった。序列が上がれば、かかる期待値も上がる。それが表れたかのような指揮官のコメントだった。

「7回4失点でよしとする投手ではない」と語ったのは倉野チーフ投手コーチ。「今までだったらよかったかもしれないけど、もっと高い所を求められている。そう考えると点の取られ方が良くなかった」と評した。結果だけではなく、チームに勝利をもたらす役割が求められるのが「ローテの軸」。背番号19は期待値ゆえの注文に応えられるか。