ドジャースの大谷翔平投手(32)とカブスのPCAことピート・クローアームストロング外野手(24)のナ・リーグMVP争いがし烈だ。米スポーツサイト「スポーティング・ニュース」は9日(日本時間10日)に「大谷がPCAを抑えてMVPを獲得するには、あることをする必要がある」と報じた。

 打撃成績は8日(同9日)時点で大谷が打率2割9分4厘、21本塁打、71打点、6盗塁、OPS0・945。一方、PCAが打率2割8分7厘、26本塁打、71打点、30盗塁、OPS0・930とほぼ同じだ。しかし、米メディアの大半はPCAが一歩リードしていると見ている。直近のMVP投票で重視されているWAR(勝利貢献度)でPCAがリードしているからだ。fWARはPCAが8・0で大谷は6・6、bWARはPCA7・4で大谷が6・3となっている。この差が付くのはPCAの中堅守備がMLBでトップだからだ。

 大谷が逆転するには何が必要か。同サイトは米全国紙USAトゥデーのボブ・ナイチンゲール記者の見解を紹介した。「ナ・リーグのMVPは大谷翔平が再びマウンドに立つかどうかにかかっているかもしれない。7月3日以来登板していない大谷がマウンドに復帰すれば、5度目のMVP受賞となるだろう」

 同記者は「大谷がDHとしての出場を続け、PCAがこれまで通りのプレーを続ければ2016年のクリスブライアント以来となるカブスのMVP受賞者になるだろう」と指摘した。

 大谷は今季14試合に登板して8勝2敗、防御率1・79と〝サイ・ヤング賞〟級の投球だったが、左ヒザの炎症で登板を回避。8日にキャッチボールを再開したばかりで、マウンド復帰のメドは立っていない。PCAの最高の中堅守備に対抗するには最高の投球しかないということだ。

 同サイトは「今年のPCA対大谷のMVP争いは非常に面白く、最後までもつれ込むだろう」と結んだ。ナMVPは2年連続で大谷が満票で受賞したが、今季は大接戦の予想だ。