3連覇どころか、ワールドシリーズ(WS)の舞台にも立てない――。王者ドジャースにそんな〝衝撃予想〟が突きつけられた。

 米有力紙「ニューヨーク・タイムズ」傘下のスポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」は29日(日本時間同日)、ポストシーズンを前に20人超のMLB専門家による予想を公表。ナ・リーグ優勝予想ではブルワーズが72%で断トツ、100勝でリーグ第2シードのドジャースは20%にとどまり、まさかの「次点」だった。ブレーブス、フィリーズは各4%。ア・リーグ優勝予想はレイズが56%で、多数派の見立てではWSはブルワーズ―レイズとなる。

 根拠は明確だ。ブルワーズはメジャー最多の103勝を挙げ、球団新記録を樹立。攻守に穴の少ないバランス型で、ジェイコブ・ミジオロウスキー投手(24)は防御率1・80、252奪三振と圧巻の数字を残した。同サイトも多彩な勝ち筋を持つ総合力の高いチームとして評価している。

 一方、ドジャースは大谷翔平投手(32)らスター軍団をそろえ、山本由伸投手(28)ら強力な先発陣を擁する。同サイトも実績や年俸総額、戦力への期待値を認める半面、ブルペンの脆さを弱点に挙げた。大谷ら主力打者の状態への懸念を指摘する記者もいる。

 しかもWS優勝予想でもブルワーズ56%、レイズ24%に続き、ドジャースは16%で3番手。ただし、個別予想ではドジャースの3連覇を推す声もあり「以前ほど無敵には見えない」とする見方と真っ向から割れている。

 100勝しても「本命」ではない。投票用紙の上では、王者はすでに追う側に回った。3連覇への道は、まず〝次点扱い〟と「20%」という前評判を実力で覆すところから始まる。