〝竜のマッチョマン〟に刺激を受けた? 阪神・佐藤輝明内野手(27)が16日の中日戦(バンテリン)で、試合をひっくり返す豪快な一発を放った。

 竜先発・柳の前に6回までノーヒットノーランに封じ込められていた猛虎打線。それでも0―1の7回に先頭・森下が死球で出塁すると、続く佐藤が初球の120キロのチェンジアップをフルスイングで仕留めた。

 高々と舞い上がった打球はバックスクリーン右に突き刺さる豪快な21号2ラン。チーム初安打が値千金の逆転弾となり、3―1の逆転勝利を呼び込んだ。

 柳からはプロ初本塁打。これまで苦しめられてきただけに、試合後は「やられてるのは分かってたんで、そういう意味でも良かったです」とニッコリ。さらにチームが中盤まで無安打だったことについても「特に無安打とか気にしてなかったんで。狙いを絞っていきました」と冷静に振り返った。

 藤川監督も「(柳の)ピッチングのうまさにやられてる感じがありましたけど、やっぱり佐藤がしっかりとたたいてくれましたね」と手放しで称賛した。

 その圧倒的な飛距離を生み出す肉体にもさらなる向上心をのぞかせている。佐藤が思わず舌を巻くのが、同学年で親交もある中日の大砲・細川成也外野手(27)の上腕二頭筋だ。前回の甲子園での一戦では、佐藤が細川の二の腕をもみ、そのたくましさを確かめるような場面もあった。

 ユニホームに隠れてはいるものの、佐藤自身も太い腕や分厚い胸板を誇り、昨季は本塁打王&打点王の2冠に輝いた球界屈指のパワーヒッターらしい肉体の持ち主だ。

 それでも細川については「上半身デカいですし、それは細川の方が断然すごいですよ」と脱帽した。さらに「僕もあれぐらい鍛えたいっすね」とニヤリ。〝竜のマッチョマン〟から受けた刺激をパワーに変え、虎の背番号8がさらなる巨大化を遂げる日も近いかもしれない。