猛虎軍が聖地で苦しんでいる。阪神は10日のヤクルト戦(甲子園)に1―2で逆転負け。連勝は「2」で止まり、3位・ヤクルトと1・5ゲーム差に縮まった。
1点リードの5回に守備が乱れた。佐藤の悪送球、熊谷のファンブルから一死一、三塁のピンチを招くと、遊野選の間に同点。イヤな流れを止められず、6回には先発・下村が赤羽の左翼ポール際に突き刺さる勝ち越しの3号ソロを被弾した。
9回には燕守護神・キハダ相手に二死満塁の好機をつくったが、最後は福島が空振り三振に倒れて反撃ならず。藤川球児監督(45)は「また明日きっちりやっていくというところですね」と悔しさをにじませながらも前を向いた。
今季、甲子園での成績は16勝18敗1分け。2018年以降は毎年本拠地で勝ち越しを続けてきたが、今シーズンはここまで黒星が先行している。ビジター球場では横浜スタジアムで2勝2敗の五分ながら、それ以外の球場ではいずれも勝ち越し。敵地では着実に白星を積み重ねる一方で、甲子園では思うように波に乗れないもどかしい状況が続いている。
指揮官も、本拠地での勝利の重みを理解しているからこそ「甲子園のファンのみなさんに勝利を届けられてよかった」と口にすることも多い。しかし、この日は守乱も響いて痛恨の逆転負け。スタンドを黄色く染めた虎党からも大きなため息が漏れ、試合後は肩を落として球場を後にするファンの姿も目立った。
それでもシーズンはまだ折り返し地点。火の玉監督も「まだかなりの試合数がありますから。毎ゲームもちろん臨んでますけども、はい」と本拠地での巻き返しを見据えた。
2リーグ制後初の連覇を達成するためにも、世界一と称される聖地の虎党の熱狂的な後押しを力に変え、まずは一つ一つ白星を積み重ねていきたいところだ。












