ドジャースの大谷翔平投手(32)について米老舗誌「スポーツ・イラストレイテッド」電子版は9日(日本時間10日)、「この二刀流スーパースターのキャリアは全くタイプの異なる2人の歴史的偉人の成績を合わせたものに似ている」という検証記事を掲載した。

 大谷が32歳の誕生日を迎えた5日(同6日)時点のメジャー通算成績を他の選手と比較。打者として1099試合に出場している大谷と最も成績が近かったのは、大谷が2024年に選出されるまでMLB史上唯一の両リーグMVP受賞者だったフランク・ロビンソンだ。

 ワールドシリーズMVP、オールスターMVP、3冠王とあらゆるタイトルを獲得したロビンソンは1099試合目の成績が250本塁打、749打点、総塁打数2305、OPS.957。一方の大谷は298本塁打、719打点、総塁打数2334、OPS.955。「本塁打数やロビンソンとの比較が示す通り、打者としてだけでも大谷は史上最高の選手だ」と解説した。

 一方、先発114試合時点の成績が最も近かったのはサイ・ヤング賞を歴代最多の7度獲得している通算354勝のロジャー・クレメンスだという。66勝23敗、防御率2・97、四死球232、787奪三振のクレメンスに対し、大谷は47勝22敗、防御率2・83、四死球208、765奪三振。「奪三振が彼(大谷)より多いのはわずか9投手で防御率は歴代11位の低さ。700奪三振以上を記録した投手の中で、敗戦数22敗は最少だ」と投手・大谷の突出した成績をたたえる同誌は「ロビンソンとクレメンスという歴史的偉人を一人に合わせたような選手、それが大谷なのだ。驚くべくことだ」と脱帽した。