ア・リーグ西地区の最下位に低迷するエンゼルスが26日(日本時間27日)、ペリー・ミナシアンGMを電撃解任し、カージナルスで球団編成部長など務めたジョン・モゼリアク氏が暫定GMに就任したと発表した。

 ミナシアン氏は2020年11月にGM就任。チームはその後、下位に低迷し、23年オフには大谷翔平投手(31=ドジャース)の残留交渉に失敗するなど補強策が次々に裏目に出て、その手腕を疑う声が上がっていた。

 GM経験のなかったミナシアン氏に代わって暫定GMに就いたモゼリアク氏はカージナルスのフロントとして30年のキャリアを誇り、ここ18年はチームの運営を担った。その間、カージナルスはワールドシリーズ制覇1回、地区優勝を6回果たしている。

 トレードでも多くのヒットを生んでおり、07年オフには37歳になった主砲のジム・エドモンズをパドレスに移籍させ、マイナーリーグの三塁手デビッド・フリーズを獲得。そのフリーズは11年のワールドシリーズでMVPに輝いた。

 また09年にはアスレチックスからマット・ホリデイを獲得。ホリディは移籍1年目から6年連続で30本塁打をマークした。さらに今年1月には成績が下降してきた主砲のノーラン・アレナドをダイヤモンドバックスにトレードするなどチーム編成には積極的な姿勢を貫いている。

 そんなモゼリアク氏について米老舗誌「スポーツ・イラストレイテッド」電子版は「カージナルスのGMとして一連の重要なトレードを行い、ワールドシリーズ制覇と数々のプレーオフ進出につながった。彼はトレードの達人だ」と評価。

 そして「エンゼルスがトレード市場で再建や再構築を目指すなら、ジョン・モゼリアクの方がペリー・ミナシアンよりもはるかに適任だ。(トレード期限の)1か月あまりでエンゼルスの組織全体を完全に評価する時間はおそらくないだろう。そしてホセ・ソリアーノ、リード・デトマーズ、ジョー・アデルが健康でいれば、今冬は多くのトレード価値を持ち続けるだろう」とエンゼルスの転機になると推測した。