カブスの鈴木誠也外野手(32)が26日(日本時間27日)、敵地でのブルワーズ戦に「4番・DH」で先発出場し、超難関投手から価値ある11号ソロをかっ飛ばした。

 両チームとも無得点で迎えた5回だった。相手先発はジェイコブ・ミジオロウスキー投手(24)で、フルカウントから外角低めに投じられたスライダーを一閃。打球は右中間にすっ飛び、409フィート(約125メートル)の放物線を描いてスタンドに飛び込んだ。

 ミジオロウスキーはまさに難攻不落。サイ・ヤング賞の有力候補に挙げられ、試合前時点で15試合の先発で驚異の防御率1・45だった。しかもこの日の初回は105・5マイル(約169・8キロ)を計測。球速が公式記録となった2008年以降では先発投手の最速で、自身の記録を更新したばかりだった。

 米メディア「ブリーチャー・ネーション」は鈴木の一発を「どんなホームランも素晴らしいものだが、ミジオロウスキーから打てばその価値はさらに特別なものとなる。というのも、彼からホームランを放つことはここ数か月間、不可能だったからだ」とたたえた。

 ミジオロウスキーは鈴木に食らったのが今季5発目の本塁打。最後の被弾は4月14日(同15日)のブルージェイズ戦まで2か月以上もさかのぼり、6回にバーショにソロを許して以来だった。本塁打で打ち砕くことはほぼ不可能で球速も170キロ目前の剛腕から放った奇跡的な一発。カブス打線はミジオロウスキーが降板する6回までわずか2安打、8三振を喫しただけに鈴木がかけたアーチはいっそう際立つものとなった。