阪神は16日の中日戦(バンテリン)に3―1で逆転勝利。3カード連続の勝ち越しで首位をがっちりと守った。

 6回まで竜先発・柳に無安打に封じ込まれていた猛虎打線だったが、7回に虎の主砲の一振りで試合をひっくり返した。先頭・森下が死球で出塁すると、続く佐藤輝明が初球の120キロのチェンジアップを完璧に捉えた。

 打球はバックスクリーン右に飛び込む逆転の21号2ラン。左翼スタンドに詰めかけた虎党はお祭り騒ぎとなった。

 藤川球児監督(45)は「柳も少し立ち上がり本調子じゃないところがあって、それこそのらりくらりとピッチングを展開するのが見て取れて。ピッチングのうまさにやられてる感じがありましたけど、やっぱり佐藤がしっかりとそれを叩いてくれましたね」と絶賛した。

 8回には今季現役ドラフトで加入した浜田が竜2番手・牧野から移籍後初アーチ。虎将は「大きいね」と思わず笑顔を見せ、「これに満足することなく、大きな一歩出たっていうのはチームにとっても大きいし、彼にとっても大きいし。いい打席をこれからやってほしい」とさらなる活躍に期待した。

 投げては先発・伊原が5回2安打1失点の粘投。2番手の木下も走者を背負いながらも6回の1イニングを無失点で切り抜け、うれしいプロ初勝利をゲットした。指揮官は「どんどん伸びていってもらいたいところもありますし、(捕手の)伏見が本当によくゲームをひっぱってくれてると感じる」と若虎と女房役の働きをたたえた。

 柳の巧みな投球に苦しみながらも、終盤の2発で鮮やかに逆転。プロ2年目右腕にも記念の白星がつくなど、9連戦に弾みをつける勝利となった。