ソフトバンクは16日の日本ハム戦(エスコン)に6―2で逆転勝ちを収めた。約3年ぶりの先発マウンドとなった上茶谷大河投手(29)が6回2失点の熱投で、1406日ぶりとなる先発勝利を挙げた。
首脳陣も絶賛のマウンドだった。右腕は初回からエンジン全開。「真っすぐがよかったし、フォークも有効的に使えた」と日本ハム打線から9つの三振を奪った。100球を投じて6回5安打2失点。これには小久保監督も「(ローテの)谷間に十分な役割を果たしてくれた」と称賛し、倉野チーフ投手コーチも「僕が想定してた以上によかった。本当に今後が楽しみ」と期待をかけた。ホークスは先発のコマ不足に悩まされているだけに、好投した上茶谷の存在が「かなり大きい」と口にした指揮官の言葉にも熱がこもった。
相手のエースである伊藤に投げ勝ったという意味でもこの好投の意義は大きい。そんな右腕にはある〝習性〟がある。それが「情報収集を欠かさない」ことだ。持ち前のコミュニケーション能力もあり、多くの選手とやり取りをする右腕。その内容はトレーニング、配球、食事などさまざまな分野に及ぶという。今年、ともに自主トレを行った同学年の松本裕は「前日に話したことを、別の人から(聞いて)ヒントを得て。次の日に『あれは合っていた、間違っていた』とか話をする」と説明。多くの人から知見を得ることで「僕の方がいろいろ学ばせてもらっている」と語った。
上茶谷本人は「他の投手がどう投げているかとか気になる。モノマネするのにも必要な情報なので」とニヤリ。右腕の特技となっている他選手のモノマネ。他の選手から情報を集めることで、その動きや感覚を理解している側面もあるという。
今季、投手陣に欠かせない存在となっている背番号64。次回登板もスターターとして高い貢献度を示せるか。












