セ3位・ヤクルトは16日の2位・巨人戦(神宮)に1―3で惜敗。最大「11」あった貯金もついに底をつき、両チームのゲーム差も3・5まで広がった。

 先発はおよそ3か月ぶりに一軍のマウンドに立った増居。1点の援護をもらった直後の4回に一死三塁からダルベックの犠飛で同点とされたが、G打線を5回まで2安打に封じ最少失点で試合をつくった。だが打線の援護がなければ勝ち筋は見えてこない。3回に岩田が内野安打で好機を広げて長岡の犠飛で先制するも、岩田の一打を最後に打線は沈黙。7回には3番手・丸山が二死一塁から笹原に決勝2ランを浴び、試合を決められた。
 
 池山監督は「要所要所の選球眼であったり、打者の割り切り方だったり。4打席に1回も打てないというところ、まだまだこれから成長段階だと思います。ファンのため、チームのために、なんとか負けを増やさないように(気持ちを)入れ替えて準備したい」と前を向くしかなかった。
 
 だが決して悲観ばかりではない。7月は13試合のうち7試合は1点差の接戦。大敗は少なく、あと一歩のところで勝利を逃す展開が続いているが、指揮官はこれを成長の過程だと捉えている。

「一プレー一プレーミスができない状況で、勝ち切るか、勝ち切れないか。やっぱり接戦で選手たちは成長すると思う」

 今季は実績十分の主力ばかりでなく、若手も積極敵に起用しながら戦ってきた池山スワローズ。結果だけを見れば7月を3勝10敗と苦戦しているが、指揮官の視線はその先にある。「自信をつけてもらいたいと思って送り出しているので」と口にするように、失敗も含めた経験を糧に一軍の舞台でたくましさ身につけてもらいたいという考えに揺らぎはない。

 勝敗を分ける一本、一球、一点――。その重みを感じながら積み重ねる経験こそが、伸びしろだらけの若燕を強くしていく。