鯉のエースが崩れた。広島・森下暢仁投手(28)は10日の中日戦(バンテリン)に先発したが、今季ワーストとなる6失点を喫して5回で降板。チームも1―10で大敗し、最下位・中日とのゲーム差は2・5に縮まった。鯉の背後に、竜の足音が聞こえてきた。

 初回一死から細川に左越え先制ソロを被弾。それでも4回、ファビアンが左中間へ同点の8号ソロを放ち、試合を振り出しに戻した。

 だが、背番号18は直後の4回に暗転する。先頭のサノーに四球を与えると、石川昂の左前打、石伊の適時二塁打で勝ち越しを許した。さらにボスラーへの四球で満塁とし、田中の三ゴロを坂倉が後逸する適時失策。一死満塁から岡林には押し出し四球を与え、この回だけで3失点を喫した。

 5回にもサノーに右翼席へのソロを被弾し、さらにボスラーの犠飛で追加点を献上。6回には石川昂の2点適時二塁打、石伊の適時打などで失点を重ねた。結局、被安打6ながら5四球と制球に苦しみ、自らピンチを広げる苦しい投球。6回の打席で代打・二俣を送られて降板となった。

 6月13日の楽天戦(楽天モバイル)では完封勝利を飾っていた森下だったが、この日は2024年9月16日のDeNA戦以来となる1試合6失点。チームも前夜の継投ノーヒットノーラン負けに続く連敗となり、借金は12に膨らんだ。