待望のカムバックだ。ホワイトソックスの村上宗隆内野手(26)が10日(日本時間11日)の本拠地アスレチックス戦に「2番・一塁」で先発メンバーに名を連ねた。5月29日(同30日)の試合で走塁中に右太もも裏を肉離れし、42日ぶりとなった復帰戦は期待感で満ちあふれた。

 昨季まで3年連続で100敗以上を喫したチームは、村上の加入で激変。白星配給が当たり前だったア・リーグ中地区で首位争いを繰り広げ、村上が離脱した後も17勝18敗と奮闘し、2位とゲーム差なしながらこの日を首位で迎えた。

 そこへ離脱前は20本塁打でリーグ1位だった村上が加わったとなれば、高揚するのも当然だ。地元テレビ局「WGN」は復帰の知らせに「シカゴ最大のニュース」と歓喜したばかりか、2021年以来、5年ぶりとなる「地区優勝」を意識させる米メディアも複数現れた。

 スポーツ専門メディア「TWSN」は「村上は地区優勝争いの主導権を取り戻そうとするホワイトソックスの打線に、今まさに必要とされている試合の流れを変える打力をもたらしている」と報道。「クラッチ・ポインツ」は「ホワイトソックスが真剣に優勝候補と受け止めてもらいたければ、村上をラインアップに加えることでチームがはるかに強くなることを理解している」と伝えた。

 故障の再発は危惧されるものの、いよいよ浮かび上がってきた「地区優勝」の4文字。「最弱球団」のレッテルをはがし、メジャー1年目から栄冠を勝ち取る戦いが再び始まった。