ソフトバンクは5日のロッテ戦(みずほペイペイ)に7―2の快勝を収め、カード勝ち越しを決めた。近藤健介外野手(32)が初回に19号3ラン、5回には20号3ランを叩き込み6打点と大暴れすると、パ本塁打キングを独走する4番・栗原陵矢内野手(30)も8回に24号ソロで続いた。闘争心メラメラで好調を維持する2人。小久保監督も思わず自らの現役時代を回想し、さらなる相乗効果に期待を寄せた。
いきなり試合は動いた。相手先発・小島が初回先頭から2四死球と制球を乱すと、左腕が落ち着きを取り戻す前に3番・近藤が仕留めた。初球真っすぐを右翼席へズドン。決勝弾となる先制3ランで先発・松本晴を援護した。1点差に詰め寄られて迎えた5回には、再び近藤が相手2番手・八木の甘いフォークを逃さず、価値ある20号3ラン。「追加点が欲しい場面で最高の形になった」と、相手の戦意を削ぐ効果的な一発を満足そうに振り返った。
近藤の2発で試合の大勢は決したが、ハイレベルな競争を繰り広げるライバルが黙っていなかった。8回、栗原が12球団ダントツの24号ソロ。この日、打点トップの座を近藤に譲った鷹の4番が、チーム内競争をあおるように意地を見せた。
2人で全7打点を叩き出した。近藤が試合後「(24号を放った直後)クリ相当喜んでましたし、僕に向かってガッツポーズしてましたから」と微笑ましいやり取りを明かせば、塁上にたまった走者を2度も一振りで返された栗原は「長谷川打撃コーチに『ちょっと先打たしてくださいよ!』と言ったんすけど『それはダメだ』って言われました」と思わず裏話を披露。76試合消化時点で近藤が20本塁打、62打点まで伸ばし、栗原は24本塁打、59打点とした。
頼もしい中軸のけん引ぶりに、小久保監督も笑みが絶えなかった。自らも現役時代にチーム内で激しいタイトル争いを演じた身。「(ライバル心は)めちゃくちゃありましたね。恥ずかしい話ですが、(松中)信彦とホームラン王争いしている時とかは打った瞬間『いくな!』とか言ってましたから。そのくらいライバル心メラメラでやってた。今の選手には聞かせられないですけどね…」とエピソードを披露し、2人にさらなる相乗効果を期待した。
これで球団恒例イベントの「鷹祭」は今季5勝1敗。地元ファンは圧巻の一発攻勢を見届け、白星を量産した1週間に大満足だった。












