ソフトバンクの正木智也外野手(26)が10日の日本ハム戦(みずほペイペイ)で値千金の決勝の24号ソロを放ち、3―2の勝利に貢献した。チームは同一カード3連勝を飾り、優勝へのマジックナンバーを「11」とした。

 1―1の3回一死だ。日本ハム先発・加藤貴の直球を捉え、左翼席へ運んだ。「もう打った瞬間行ったなと思いました」。直前の3回表には先発・松本晴が同点弾を浴び、さらに一死満塁のピンチを野村の併殺で切り抜けていた。正木は「早くほんと晴を楽にさせてあげたいなと思って、その結果、いいホームランだったかなと思います」と振り返った。

 最近は「ちょっと手で打ってるなって感じ」があったという。「手だけに頼らないように体全体で振る」ことを意識し、この日の一発には「最近あんまり引っ張り方向に打球が上がってなかったんで、打ち方としてもいい打ち方できたかなと思います」と手応えを示した。

 今季は24本塁打まで数字を伸ばした。「正直ここまで打てるとは思っていなかったので、去年ケガして頑張って良かったなと思いましたし、まだ10何試合かあるので、もっともっと伸ばしていけたらなと思います」。昨季は故障に苦しんだだけに、喜びもひとしおだ。

 そんな正木が大きな目標としているのが、この日、14、15号と3年ぶりの1試合2本塁打を放った柳田悠岐外野手だ。37歳の大ベテランについて「すごいっすね。すごすぎて大尊敬です。ほんとああいう先輩になりたい」と絶賛。「僕が38歳になった時、あんな感じになれるのかなっていうのはすごい毎回思います。ほんといい目標というか、ああいうスターになりたいですね」と憧れを口にした。

 終盤戦を迎えても「慣れとか全然なくて、一日一日必死にやっている」。まず見据えるのはリーグ連覇だ。「まずはシーズン優勝できるように本当に目の前の一試合一試合、勝つことだけに集中することだけだと思う」と話し、「まずは本当に一打席一試合に集中していきたい」と締めくくった。