巨人の絶対的守護神であるライデル・マルティネス投手(29)が10日の中日戦(東京ドーム)でNPB史上6人目となる通算250セーブを達成。試合後には記者会見に出席し、思いを語った。

「率直にうれしいです」。自然と笑顔がこぼれた。

 来日10年目の右腕が偉業達成だ。5―3の9回に登板。きっちり三者凡退に抑え、通算250セーブ目を挙げた。プロ野球最年少の29歳10カ月で記録を打ち立て、歴代最速となる411試合目で到達した。

 試合終了後には、杉内投手チーフコーチと内海投手コーチから花束と記念ボードを贈られた。お立ち台に上がると、言葉を詰まらせる場面もあった。

 偉業を成し遂げた対戦相手がかつての古巣・中日だっただけに「ドラゴンズでプレーした瞬間がよみがえりました」とヒーローインタビューで涙ぐんだ理由を明かしつつ「できればドラゴンズ相手は避けたかった。でも何が起きるかという脚本みたいなものはどこにも書いてなくて。結果的に彼らを相手に達成する運命だったと思います」と口にした。

 数日前にはショックな出来事も。実の兄がバイクでの交通事故に遭い、転倒。手術を受けたという。達成の報告は家族に伝えたいと語った背番号92。さらに母国・キューバにいる兄に向けて「記録を達成して、彼(兄)にとってすごく励みになると思うので、彼にも伝えたい」と語った。

 本拠地で名球会入りを果たした守護神・マルティネス。リーグ優勝を目指し、ひたすらに腕を振り続ける。