救いを探す方が難しい夜だった。ヤクルトは10日のDeNA戦(横浜)に1―8で完敗した。先発の吉村が3回6失点で降板すると、4回には2番手・阪口が牧に2ランを浴び、序盤4回までに8失点。CS圏の3位を懸けた直接対決で負け越しが決まる重たい黒星となった。
打線の反撃もあまりに乏しかった。池山隆寛監督(60)も「ノーアウト満塁で1点も入らないというのは、どうしたことでしょう」と首をひねった。2回は増田、赤羽の連打で無死一、二塁としたが、後続3人が倒れて無得点。7回も無死満塁の絶好機をつくりながら、後続は併殺と投ゴロに倒れた。8安打を放ちながら計9残塁。本塁があまりに遠かった。
それでも指揮官は「次回の(DeNAとの)3戦までに挑戦権を持っておくためにも、その間の試合もすごく大事。一戦一戦、何とか勝ちを続けて、来週いい戦いを見せられるように準備したい」と前を向くしかなかった。
この日は7月下旬から不動の1番だった長岡秀樹内野手(24)を3番で起用し、1番には6日に一軍合流した丸山和郁外野手(27)を据えた。指揮官は「(長岡は)どちらかというと長打よりも確実性の高い選手。彼のコンタクト率に期待して、ずっと1番に置いていた。今日は塁に出るヒットではなく、チャンスで打点を返すヒットになってくれれば、という思いで」と得点機での一打に望みを託したが、不発。打線活性化へ最適解を探り続ける中、この日も活路は見えなかった。
9月は2勝5敗1分けで計43失点。チームの月間防御率も5・27と苦しい。勝負強さを欠き、マウンドへの援護も乏しい打線。投打がかみ合わない厳しいチーム状況から抜け出せずにいる。
CS進出をにらむヤクルトだが、これで3位・DeNAとの差は5・5ゲームに広がり、5位・広島とはわずか1ゲーム差。宿敵を追い上げるどころか自らの首を絞め、ベイスターズから事実上〝引導〟を渡される痛恨の一敗となった。












