宿敵にたたきつけられた〝最後通告〟を、10月への反撃材料に変えられるか。パ3位の日本ハムは10日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)に2―3で惜敗し3連敗。今季の直接対決を5勝18敗2分けで終え、首位とのゲーム差は9に広がった。2位・西武とも3差に拡大し、CS本拠地開催へも正念場を迎えている。
それでも新庄剛志監督(54)は試合後「強かった。今年のホークスは強かった。見習うところもたくさんあったし、ボッコボコに打たれたし。素直にやられましたね」と完敗を認めた上で、「でも、CSに出て勝ち上がって、こういうシーズンだからこそ勝つかもしれないし。挑戦したいですね」と雪辱を誓った。
その執念は、試合前から行動に表れていた。今季の本拠地戦では球場入り後に監督室へ直行し、モニター越しに選手の状態を確認することが多く、敵地でも全体練習を遠目で見守るのが基本だった。ところが8月下旬ごろから一変。選手へ自ら声をかけ、バットやグラブを手に直接指導する場面が目立ち始めた。
10日も試合前の打撃練習終盤にケージ後方へ移動し、ルーキーの大塚と2年目の山縣を約10分間指導。大塚には「(打つ)タイミングが遅い」、山縣には「(ボールを)たたき過ぎ。たたき過ぎるとバットが遠回りするから内角を突かれて三ゴロになる。もったいない」などと身ぶり手ぶりを交えて修正点を説いた。球団関係者は「2位以上を確保したい思いが強いからこそ、自ら指導しながら鼓舞しているはず。ラストスパートへ向けた叱咤激励の意味合いもあるのでしょう」と見る。
辛酸をなめ続けた鷹への借りは、CSで返すしかない。指揮官の〝熱血モード〟が、追い込まれたナインを奮い立たせるか。












