【取材の裏側 現場ノート】9人組女性アイドルグループ「iLiFE!(あい・らいふ)」が7月12日の中日―広島戦(バンテリン)を盛り上げた。

 グループの絶対的エース・あいすがセレモニアルピッチを務め、試合後のミニライブではメンバー9人が全力パフォーマンスを披露。「多くのお客様が(ライブを)ご覧になってすごく盛り上がりましたね」。球団やドーム関係者の間からも、熱いライブに絶賛の声が相次いだ。

 iLiFE!は「ブルーサマーフェスティバル2026」のゲストとしてこの日のゲームに参加。「ブルーサマーフェスティバル」は「野球観戦」×「音楽」の進化型夏フェスをテーマに3日間開催されるバンテリンドームの恒例イベントで、7月10日はミュージカル俳優の山崎育三郎、11日は昨年「幾億光年」が大ヒットしたスリーピースバンド・Omoinotakeが出演し、ドームを盛り上げた。

 ゲストの人選は中日球団と、バンテリンドームの合同イベントチームが行った。今回、iLiFE!に白羽の矢が立てられたのは「若い世代に人気がある」「女性にも支持されている」などの理由からだったという。

 iLiFE!の名前を初めて聞いたのは2年前、SKE48・水野愛理のインタビューを行った時だった。「iLiFE!さんのライブはすごいんですよ! 参考になりますね」と魅力を力説(水野はSKE48を卒業後、iLiFE!と同じ事務所「imaginate」に所属するアイドルグループ「夜光性アミューズ」に円満に〝転生〟している)。現役アイドルをも魅了するライブパフォーマンスで、どんどん支持を広げていた。

 テレビの歌番組やラジオ、新聞などの媒体にはあまり顔を出さない同グループだが、最大のストロングポイントがそのパフォーマンス力だ。「ライブもすごい本数をこなしていますし、盛り上げ方もよくわかっている。ヒロインズリーグ(imaginate所属のアイドルグループが順位を競い合うリーグ戦形式のライブイベント)でも常にトップ。ライブアイドルとしての実力は本物です」(芸能プロ関係者)。

 さらに若年層への認知度を高めているのが、TikTokなどを使ったSNS戦略だ。「iLiFE!のライブには数多くのデジタルスタッフが帯同し、クオリティーの高い動画をSNSでバンバン出しています。SNS上でメンバー個々のキャラクターも立っているし、今のトレンドを握っている。天下を獲るのは時間の問題ですね」(前出の芸能プロ関係者)

 昨年、日本武道館でのライブを満員にすると、今年8月に行われるKアリーナ横浜(収容人数2万人規模)でのワンマンもチケット完売と、ライブアイドルとしての集客力はトップクラスだ。

「いつも以上に若い女性ファンが球場に足を運んでくれたような印象を受けました。iLiFE!さんに来ていただいて良かったです」とブルーサマーフェスティバルの成功に、球団やドーム関係者はニンマリだった。

 iLiFE!は8月29日の日本ハム―ロッテ戦(エスコン)でも、試合後にライブパフォーマンスを行うことが決まっている。パフォーマンス力、情報発信力、集客力の全てがトップクラスのアイドルだけに、今後さらに活躍の場を広げそうだ。(中日担当・宮本泰春)