日本ハムが16日に広島(マツダ)と対戦し、2―0で快勝。ただ、あと一歩で届かなかった交流戦初優勝よりも、視線はすでに宿敵との再戦へ向いている。同日に西武が阪神戦(甲子園)に勝ったため、2007年以来となる交流戦Vは幻に。自軍が5点差以上で勝ち、西武が敗れれば逆転優勝の可能性もあったが、試合後の新庄剛志監督(54)は「初優勝、おめでとうございます。大したもんですよ。今年はもう強くて強くて。素晴らしい優勝だと思います」と西武をたたえた。
切り替えは早い。「でも、ここからが楽しみですね。またパ・リーグの試合に戻って」。19日からはリーグ戦再開後いきなりソフトバンク3連戦(エスコン)。本拠地で宿敵を迎え撃つだけにV逸を引きずる暇はない。
本来ならチームは今月8日から24日まで2週間以上、北海道に腰を据えられるはずだった。ところが2日に雨天中止となった広島戦の振り替え試合がこの日に組まれ、多くの一軍主力が〝交流戦休み〟の中で「休日出勤」。疲労面を考えれば歓迎しづらい日程だった。しかもソフトバンクは今月9日から再開直前まで地元で調整し、直接対決に備えている。
それでも新庄監督は、逆に好材料と受け止める。「この日の試合で(選手の)休みがなくなった? それは仕方がないこと。でも逆にいいかも、って思いますよ。試合間隔が空かないからね。まあ、4日ぐらいだったら(試合がなくても)大丈夫だと思いますけど。(試合を)やっておけばね。(試合が)空く方が不安になりますからね」。休養時間は削られても、実戦感覚を保ったまま大一番に入れる。
必要な休養も惜しまない。主砲のフランミル・レイエス外野手(30)は広島遠征に帯同させず、北海道でアイシングと治療に専念させた。両かかとに不安を抱えながらも交流戦は17試合に出場し、打率3割5分、5本塁打、10打点と打線をけん引。新庄監督は「〝どこでもドア〟があったら(広島に)呼んでたかな(笑い)。まあでも、ずっと一人で(試合に)出ていたから。あの体格ですし。ソフトバンク戦に備えてもらってね」と明かした。
雨天振り替えすらプラス材料に変える。交流戦Vこそ逃したが、チームの勢いは止まっていない。新庄監督は「(この日)試合ができたことは必ずプラスになると思うから」と前を向いた。宿敵ソフトバンクに一泡吹かせ、リーグ戦で加速できるか。日本ハムの真価が再開初戦から問われる。












